G's Academy Tokyo

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INTERVIEW

住友商事の新規事業に採択。高木さんが自分でプロトタイプを創る理由。

2019.11.26

Why meインタビュー #03:高木宏さん(東京DEVコース9期卒)
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG's ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G'sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G'sらしさ」についても語ってもらいました。
★CREDOとは?― G's ACADEMYの7つの行動指針
    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask "Why me?"
今回はDEV9期卒業で住友商事に勤務する高木宏さん。
G's ACADEMYファウンダーの児玉が住友商事でのアクセラレータープログラムに採択された経緯をお伺いしてきました。

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採択確率は「300分の4」

―今日はありがとうございます。住友商事さんの社内アクセラレータ―「0→1チャレンジ」に採択されたとのこと、おめでとうございます。

はい。昨年から住友商事の創立100周年記念事業として社内アクセラレーションプログラム「0→1チャレンジ」がスタートしました。イントレプレナー300組超が応募し、4組が選出され、その中から先日、事業化1号案件として私のビジネスプランを採択いただきました。これは住友商事で史上初だそうです。

―すごいですよね。どんな事業をやろうとしているのですか?

アナログの極致と言われる中学校・高校の部活動を変えていきたいと思っています。
実は昨今教える教師がいないという理由で部活動を自体を潰す・諦める、というケースが増えています。
そこで、人とインターネットソリューションで先生方の負荷を減らしながら、生徒はリーダーシップやマネジメント能力などを身につけてほしいという想いで創りました。

端的に言うと日本のいたるところで「奇跡のレッスン(NHKの番組)」を実現することです。有名なスポーツ選手が学校に来て直接生徒に指導するという機会をインターネットで気軽に創ることができるサービスです。
かっこよく言えば「部活動をHackする」って感じです。

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G'sの人脈を総動員して新規事業公募に挑戦

―なるほど、面白い。どういう経緯で産まれたのですか?

僕は慶応のラグビー部の出身なのですが、毎年OB会費としてお金が引かれています。でも特に違和感はないんですよね。なんでだろうと考えてみると、OBとして縦の繋がりを強めたいという想いや、子供を応援したいというニーズがあるからだよな、と気づいたんです。

そこをきっかけに企画を思いついてからは、G'sのご縁をめちゃめちゃ使わせてもらってWebサービスのプロトタイプまで創って0→1チャレンジに応募しました。

G's創業塾(受講生専用のビジネス講座)で講演をしていただいた田所さん(田所雅之氏:「起業の科学」著者)、斎藤さん(齋藤和紀氏:エクスポネンシャル・ジャパン 代表取締役 共同COO)にビジネスアドバイスをいただり、卒業生コミュニティで出会った柴さん(LAB5期卒業生)に制作を手伝ってもらいました。

なんか他にもありそうですけど...(笑)とりあえずG'sで出会ったご縁が全てでして、その人脈を総動員して応募したんです。

あとはG'sで学んだ児玉さんに学んだ企画の作り方や、GGAでのピッチ経験も活かして向かっていったらあれよあれよという間に採択になった(笑)

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テクノロジーの世界は心底年齢と関係ない

―すごいですね(笑)。そもそもG'sへの入学は何がきっかけだったんですか?

実は入学当初は新規事業を会社に提案しようなんて思ってなかったですね。当時は大企業の中で埋没していました。無気力な毎日だったと思います。
そんな時期にたまたまG'sを見つけて「セカイを変えるGEEKになろう」というテーマにめちゃくちゃ共感したんです。私も焼け石に水でもいいから何かやってみたい!と思った。

―でもMBAを取りに行くとかビジネスプランの作り方を学ぶ、という選択ではなく、テクノロジーで、しかも手を動かすという選択をしたのは?

全くのゼロからイチを産むなら、テクノロジーだと考えました。
カタチになることのすごさは実感してます。助太刀(DEV6期卒業生・我妻さんのスタートアップ)とかの活躍をみて憧れましたね。
何かを作る道具がプログラミングで、それを創るためにメンターがサポートしてくれるというG'sの考え方が腹落ちしました。

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―ありがとうございます。G'sで特に思い出に残っているのはどんなことですか。

ぼくのメンターは吉崎さん(キカガク代表取締役社長)だったんですが、僕よりずっと若いのにむちゃくちゃ優秀で、テクノロジーの世界は心底年齢と関係ないんだなと感じましたね。
でもやっぱ一番よかったのはコミュニティですよね。
G'sの教えあえる文化のおかげで代を超えて仲良くなって、今はクリエイティブガレージ(※)にも所属させてもらって。

※G's CREATIVE GARAGE:G'sの卒業生の現役エンジニアから選抜された20名によるテクノロジー研究室

―しかし高木さんは学ぶことにほんと積極的ですね。これってけっこう昔からですか?

いや、自分で動きだしたのはG'sに入ったころからですね。齋藤さんから「120歳まで生きる時代になったんだよ」っていう話を聞いて、学び続けるのが必要だなーと。

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日本固有のシステム「部活動」を輸出したい

―0→1チャレンジの話に戻しましょう。応募してから採択までは割とスムーズだったんですかね?

いや、正直言って最初は経営陣や投資家からの評価は低かったですね。
「住友商事が部活?」と怪訝な顔をされたこともあります。
なんとか協力してくれる学校を募ろう、と思って様々な学校を回って事業の説明をするのですが、最初は校長先生とお話しし、それから顧問の先生とお話しし、じゃあ父母会と話しましょう、となり...ご理解いただけるまでに時間もかかります。
一部の先生方には「自分の仕事を取られてしまうのでは?」という疑念から反発もありました。

―全然順調じゃなかったんですね。なのにやり切れた。

今、公立の学校の部活動の時間は昔に比べて大幅に減り、1時間程度にまで下がっているんです。学校によっては部活動は大幅に減っています。
でも部活動は実は日本だけの固有のシステムなんです。
私はこのシステム自体を輸出することも可能なのではないか、というビジョンを持っています。もちろん数々の課題はありますが。
教育事業は大変だよ、という数々の投資家のご意見に対する我々の回答ですね。

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―なるほど、ワクワクするビジョンですね。

そこにサステナブルに向かっていくために、マネタイズは毎年平均年齢が若返るデータを分析・活用し、関連製品をPRするコミュニティマーケティングチャネルに発展させようと考えています。
おかげさまで経済産業省のプロジェクト(未来の教室)にも採択いただきました。

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自分でプロトタイプを作って世に出そうというムーブメントを起こしたい

―そもそも0→1チャレンジは住友商事のどんな課題観から生まれたんですか?

住友商事は年間の純利益3000億を超える大企業ですが、その利益のほとんどは20年以上前に産まれた事業からのもの。それ以降自分たちで新しい利益の柱を産んでいない、という課題感から生まれたようです。
「0→1チャレンジ」の詳細はこちら(Newspickの記事)

―でも新規事業から生まれる利益って当面はたかが知れていますよね。なぜ経営陣はそちらに注目しているんでしょうか?

0→1チャレンジはまず自分たちでタネを探し、ビジョンを語って外部から人材を引っ張ってくるのもOKですが、いきなり予算がつくなんてことは一切ありません。まずは社内副業みたいな恰好でスタートします。そして業務外でそれぞれが進め、最後に審査となります。
だから「内的動機」がない人だと続かない。

一人ひとりが力を持てる時代になっているけど、事業が成立するに至るほどの「内的動機」を持っているかがカギになります。

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―「Why me」ですね。

そうですね、児玉さんが良くおっしゃっているやつですね。
自分で自分に火をつけれる、パッションを持てる、そういう人材を増やしたいと弊社の経営陣は考えていて、それが0→1チャレンジをやっている理由だと思います。

一般的に大企業が新規事業を始めるときは「コンサルに調査委託」「GAFAのエンジニアを雇用するか」とすぐなっちゃうんです。
G'sでスタートアップと関わってきた私にはこの違和感が大きくて。

残念ながら、0→1チャレンジでも自分でプロトタイプを作っている人は一人もいない。動画ですらです。
自分でプロトタイプを作って世に出そうぜ、というムーブメントを起こしたいですね。

今年、住友商事では新卒150名を採用しました。東大京大卒のものすごく賢い人もたくさん。でも彼らから「初任給でゴルフバック買いました!」「部長!教えてください!」みたいな話を聞くと、悲しい気持ちになります。そのお金、もっと他に使うとこあるだろって。

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―うーむ、昭和っぽい(笑)

みんな住友商事は大きい会社で色々やれると思って入ってくる。その素質をもった若い人は多いですね。けどそれを発揮できないと残念ながら辞めてスタートアップにいくことが多い。
でも大企業だから仕方ないと諦めるのではなく、自分でなんとかしようよ、できるよ、という想いを持ってほしい。僕も38歳ですが住友商事ではまだ若手。ブリッジになりたいと思っています。

ルールが変わるのを待っていたら人生が先に終わる

―最後に今大企業で新規事業にチャレンジしようとしている方にメッセージをお願いします。

いつくるかわからないチャンスに向けて準備することが大事だなと思います。蓄えたものを出すときが5年後か10年後かわかんないけど、でもいつか来る。
批判されてもいいじゃんって(笑)
副業解禁の時代ですし、チャンスを待ちながら準備することが大事ですよね。
他人は変えられないから、ルールが変わるのを待っていたら人生が先に終わる。
上司が、社長が、環境がって言っているより、自分を変えるってことが人生を幸せに生きるためのコツでもある気がします。

あと、極論ですが日本人全員が自分でプロダクトを創って事業を創るという体験をしてもいいんじゃないかと思います。
それも資金調達をしてスケールしていく起業という形だけでなく、社内の新規事業を通じて若い人が会社を作り替えていく主役になっていける社会にしていきたいですね。

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取材場所:住友商事「MIRAI LAB PALETT」
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ジーズアカデミーには社内起業や新規事業に挑戦するコミュニティがあります。いつか自分も挑戦してみようと考えている方、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。
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