G's Academy Tokyo

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INTERVIEW

法律のセカイに貢献できるプロダクトを創りたい。現役弁護士の卒業生に聞きました。

2019.07.06

こんにちは!G's ACADEMY の大堀です。

今回インタビューしたのは、先日の2019年6月6日(木)に開催されたGGA(GLOBAL GEEK AUDITION vol.12)で優勝を果たしたヤマウチさん。

現役弁護士というキャリアをもちながら、なぜジーズアカデミーに入ったのか。そしてGGAで披露したプロダクト「SmartRoppo」への想いや今後について、お聞きしました。
*ご本人の希望により、氏名の表記をカタカナとしています。

GLOBAL GEEK AUDITION vol.12の詳細はこちらからご覧ください!
"自分だからこそ"のプロダクトが続々!「GLOBAL GEEK AUDITION vol.12」順位発表



ヤマウチ タツヤさん

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<プロフィール>

2014年に弁護士登録後、大手投資会社の社内弁護士として国内外のM&A、スタートアップ投資、各種ファイナンスなどに従事。現在は都内の法律事務所で金融法務を中心に企業法務全般を取り扱う。
2018年11月に週末DEVコース第12期生として入学し、2019年6月に卒業。
2019年6月に開催されたGLOBAL GEEK AUDITION vol.12では弁護士業務を効率化する「SmartRoppo」を発表し、優勝。


―まずは、ジーズアカデミー入学、在学中のお話をお伺いします。
弁護士という確立したキャリアがあるなかで、なぜジーズアカデミーに入学したのですか?

弁護士業務の中で感じていた課題を解決するプロダクトを作りたいと思ったからです。

これまでの話をすると、弁護士登録をした後、投資会社の社内弁護士として国内・海外のM&A、スタートアップへの投資、各種ファイナンスなど幅広く仕事をしていました。そんななか、金融やファイナンスに関する仕事に面白みを感じたので、そういった分野を多く取り扱う現在の法律事務所に移籍して、金融分野を軸に企業法務全般を担当しています。

これまで担当させていただいたお客様の中には、Fintechをはじめとしたスタートアップの方も多くいらっしゃって、彼らは既存の業界をアップデートしようと挑戦しています。

そういう姿勢に刺激を受ける一方、かたや自分の属する法務の世界に目を向けると、やっぱりテック化は遅れているという実感がありました。ここ数年は、米国を中心にリーガルテックの分野が盛り上がってきており、日本でもいくつか有力なリーガルテック企業が出てきています。そこで、僕もなにかリーガルの分野でおもしろいプロダクトを作れないかなと考えるようになりました。

ただ、海外のリーガルテック企業を調べたり、他分野の成功事例を弁護士業界に置き換えたりすることで、いろいろとアイデアは湧いてくるのですが、じゃあ結局プロダクトを作れるかというと、作れないし、そもそもどうやって作ればいいかすらわからない。

弁護士業界に限らず、特定の業界にある程度長くいると、業務効率化系のプロダクトのアイデアの一つや二つくらい誰でも思い浮かぶものだと思いますが、ほとんどはアイデアや願望のまま話が終わってしまう。そういう状況から一歩抜け出したいなと思い、まずは自分が欲しいプロダクトを自分の手で作ってみようと思うに至りました。
もちろん、プロのエンジニアの方に外注して作ってもらうという方法も考えましたが、それだと「自分では何も作れない」という根本的な部分はあまり変わらないような気がして、自分でプログラミングを学ぶという道を選びました。
プログラミングを学ぼうと決めた時点で、既に作りたいプロダクトのイメージは明確に頭の中にありました。それが、先日のGGAで発表させていただいた、法令APIを利用したリーガルリサーチツール「SmartRoppo」です。
「SmartRoppo」のコンセプトは、「法令のUI/UXを改善する」というものです。
金融規制法をはじめとするビジネス領域の法令に見られる課題として、法令や条文が極めて複雑でわかりにくいという問題があります。具体的には、何重にもなったカッコ書きや、用語の定義や参照情報が他の条文や下位規則に散在していて、それらに逐一アクセスしないとルールの正確な内容が分からないというペインです。
「SmartRoppo」は、国が公開している法令APIと、自然言語処理の技術を組み合わせることによって、この課題を解決しようとしています。

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―プログラミングを学ぶ云々の前に、創りたいものが確立していたんですね!

はい。自分の課題を解決するプロダクトであり、法律の専門知識が必要なプロダクトでもあるということで、自分でやることに意味がある、ジーズ風にいうと"why me?"のあるプロダクトだと考えました。
ただ、独学で作るのはやはり難しかったです。当初は、独学である程度学べば簡単に作れるんじゃないかと思っていたのですが、実際に学び始めてみると、そんなに簡単なものではないとわかりました(笑)

――なるほど。独学のどういったところに苦戦したのですか?

自分が学んでいる内容がプロダクト創りにどう活かされるのか、ゴールまでの全体像が見えなかったところですね。なので、直接詳しい人のフィードバックが必要だと考え、対面式のプログラミングスクールをいくつか見てみました。

――プログラミングを対面で学ぶということでしたら、いろいろなスクールが候補にあったのではないでしょうか?

安いスクールも含めていろいろ見ました。ただ、僕の個人的な印象だと、教科書をなぞるだけだったり、与えられたサンプルを写経的に作っていくような学習スタイルが多く、そこにはあまり魅力を感じませんでした。
僕の場合は、作りたいものが明確に決まっていたので、端的に作りたいものが作れるようになる環境、プロダクトのデプロイに向けて、トライアンドエラーを繰り返し、そこに直接フィードバックをもらえるような環境がベストだと思いました。その点で、ジーズはプロダクトのアウトプットに重きを置いている点が魅力でした。
それともう一つ、ジーズのブログや在学されている方のTwitter等を見ていると、自分と同じような想いをもった人が多く入学していることに気がつきました。年齢やバックグラウンドを問わず、「自分が作りたいものを作ってやる」「オレが世界を変えてやるんだ」というマインドをもった人たちが集まるコミュニティとしての機能も魅力的だったので、入学を決めました。

―では、実際にジーズアカデミーに入学してみて、どうでしたか?

一番感じたのは、様々なバックグラウンドを持つ面白い人たちが集まっていることと、学習スタイルの自由度が高いことですね。
起業を目指している人たちはとにかく熱量が高くて、やりたいことが決まっている人が多かったです。一方、エンジニアを目指している人たちは、講義では全く扱っていない技術を取り入れた課題を提出してきたり、同期の質問に答えてあげたりと、とにかく技術に対する好奇心が強い人が多かったです。
毎回の課題提出では、斜め上すぎるアイデアのプロダクトや、初心者とは思えない完成度のプロダクトを出してくる人がいて、毎回驚かされました。(※ジーズアカデミー入学者はほとんどがプログラミング未経験者です)

―学習スタイルの自由度という点では、ヤマウチさんの提出する課題はだんだん独自路線を進んでいったと加納(DEV12担任)に聞きましたよ。

第1回目のチーズアカデミー*はちゃんと作ったのですが、それ以降は課題の内容にとらわれず、習った技術を取り入れて「SmartRoppo」の開発を進めていました。
課題を出すときは「SmartRoppo」がこの一週間でどこまで進んだかをアピールしつつ、その下に、何の脈絡もなくちょこっと指定された内容の課題を申し訳程度に盛り込む、という感じで。そのわずかな「申し訳」部分も後半からは完全になくなり、単に「SmartRoppo」の進捗報告をするだけになってしまいました(笑)
そのうち怒られるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、暖かく見守ってくださった担任の加納さんには本当に感謝しています。
そんな僕がいうのも変な話ですが、ジーズに通って、入学した目的を達成できるかどうかは、課題にどれだけ主体的・積極的に取り組むかにかかっているような気がします。

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*チーズアカデミー:DEVコース入学前に課されるサイト制作課題

―もともと創りたいプロダクトが決まっていたとのことですが、半年間学んできた中で、方向性は変わったりしましたか?

「SmartRoppo」については、コンセプトはもちろん、実装したい機能も含めてほとんど変わらなかったです。ただ、どの機能を優先的に実装していくのかは、変わっていったというより、明確になっていきました。やはり技術的な視点を身につけると、今まで見えなかったものまで見えるようになった気がします。
あとは、各々の業界で活躍している同期からは、「SmartRoppo」のビジネス面での方向性など、僕になかった視点でいろいろなアドバイスをくれたので、とても勉強になりました。

―ヤマウチさんのお話には同期の方がよくでてきますね。

ジーズの良いところは、いろんな価値観やバックグラウンドをもった同期と一緒に学べるところだと思います。基本的にみんな初心者なので、分からないことは教えあったり、エラーを一緒に解決したりして、仲良くなっていきます。また、作りたいプロダクトや卒業後の進路について定期的にシェアする機会があるので、専門的見地からアドバイスしたり、その業界に詳しい人を繋いだりといった、プログラミングを超えたつながりも生まれてきます。

僕自身も、既に起業している同期からファイナンスに関する相談を受けたり、サービスに関する利用規約の雛型を作成してあげたりする一方で、リーガルテックの起業家の方を紹介していただいたりしました。

こういったコミュニティの価値も、ジーズの大きな魅力だと思います。

―卒業制作でも一貫して制作し続けた「SmartRoppo」で、GGAも見事に優勝されましたね。当日はどんなことを感じましたか。

僕は一番最後にプレゼンをしたのですが、正直、自分自身のことより、一緒に頑張ってきた仲間たちが晴れ舞台に立っているところに感動したのを覚えています。
個人の話としては、ビジネス面でも技術面でも地味なプロダクトであるにもかかわらず、自分の想いを目に見えるプロダクトと一緒に伝えると、こんなに共感してくれる人がいるんだなということを実感しました。
終了後の名刺交換会では、VCさんをはじめとする多くの方に嬉しいお言葉をいただきました。予想外の反響にとても驚くとともに、大変ありがたく思っています。

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―ピッチ後の懇親会でも多くの投資家、企業の方から話しかけられていたのを覚えています。卒業後はどんなことに取り組んでいく予定ですか。

まずは、「SmartRoppo」を正式にリリースすることです。GGAでプレゼンした時には未実装だった機能もありますので、それを自分の手で実装したいと考えています。
ただ、その後の展開についてはまだ模索中です。これが欲しい!作りたい!という想いだけでやってきたところがあって、ビジネス的なことはほとんど考えないまま今に至ったというのが正直なところです。
やり方次第では起業という選択肢もありうるのかもしれませんが、なんだかんだで弁護士の仕事は嫌いじゃないので(笑)、弁護士業務は今後も続けていくんだろうとは思います。ただ、どういう形であれ、「SmartRoppo」を通じて、今までとは違った切り口で業界を少しでも良くできる方法を見つけられればと考えています。

―なるほど、ヤマウチさんの行動力の源泉は、"好きだからこそ、弁護士の世界をもっとよくしていきたい"ということなんですね。すごくよくわかりました!
では最後に、ヤマウチさんのように業界を良くしていきたい、創りたいものがある、という人にとって、ジーズアカデミーはどんなところですか?

はい。一番感じたことは、ジーズには同じような(セカイを変えたいという)志をもった人が集まってくるところだということです。教えてもらうのではなく、作りたいものを作るんだ、そういう想いをもった人にとってはすごく合うコミュニティです。まあ、みんな好き勝手やるので、スタッフの皆さんにはいろいろご迷惑かけてばかりでしたが(笑)

―どの期も個性が強い面々がそろっていますからね。好き勝手やっていただいたほうが、僕らも応援したくなりますので!(笑)
それでは、本日はありがとうございました。

ジーズアカデミー週末DEVコースは3月、7月、11月開校です。ぜひ学校説明会にお越しください!

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